もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「明治乙女物語」を読みました

秋晴れですよ~🌞

洗濯物もお布団も干せてすっきりしました。

 

毎月お給料をおろしていた近所のATM機が先月でなくなりました。

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

他銀行のATM機で入出金が無料でできるとの説明が

ありましたが、通帳記入や硬貨の扱いができません。

やはり通帳記入ができないのは困るので、自転車で行く距離の

ATM機でおろすことにしました。

合理化か人手不足か、不便を感じています。 

 

明治乙女物語

滝沢志郎著「明治乙女物語」を読みました。

これもちょうど文庫化されたばかり。

私は図書館で借りました。

 

こういう小説が好き。

前向きな主人公が様々な苦難を乗り越え、目標に向かって

進んでいく。

主人公のそばには彼女(彼)を支える相棒(友)がいて、

性格は違っても共に成長し合える関係で。

ああ、よかった、よかった、のハッピーエンドでなくとも

未来に希望が持てる終わり方である。

この条件を満たせば、時代設定が現代であろうと江戸時代で

あろうとかまわないし、

日本文学であろうと海外ものであろうとかまわない。

 

「明治乙女物語」の舞台は明治21年の東京。

高等師範学校女子部こと通称「女高師」の生徒たちに

起こった“事件”を通して、明治という時代、女性の生き方、

日本の近代化への道のり、といったことを描いています。

 

序盤、主人公の野原咲が読んでいた洋書を、同部屋の駒井夏が

見つける場面。

本の表紙には、赤い服の男が天秤のようなものを掲げる絵が描かれていた。

表題は大きな赤い文字だが、近眼の夏には、「STUDY」という文字が

どうにか読み取れただけだ。手にとって目を近づけてみたかったが、

同室とはいえ他人の本なので自重した。理科の教本か何かだろうか。

  (本書 14ページ)

 読んだときはふーんという感じで気にならなかったが、

表紙の絵を見てわあ~と思わず声をあげてしまった。

(上の画像参照)

その洋書は「A  STUDY  IN  SCARLET」なのだ!

咲さん、あなたは私と同類です! 同好の士です!

(私は原書で読んだわけじゃないけど・・・)

こういうささやかな謎解きも読書の醍醐味です。