今日は曇っていて、雨が降りそうで降らないどっちつかず
のお天気です。
綿矢りさ著「手のひらの京(みやこ)」を読みました。
綿矢りささんは確か当時最年少で芥川賞を受賞されたかたですね。
作品は初めて読みました。
図書館で予約して読みましたが、
書店に並んでいた文庫の帯には
「現代版『細雪』」とありました。
綾香(あやか・長女・32才くらい)、
羽衣(うい・次女・27才くらい)、
凛(りん・三女・24才くらい)の三姉妹のお話です。
『細雪』はちゃんと読んだことがないのでどうか
わかりませんが、三女の凛から始まって、
羽衣→綾香の順に視点が移る短い話がつながっていきます。
舞台は京都。「手のひらのみやこ」は手のひらで掬いあげ
られるくらい小さく、
周りの山々や長い歴史に大事に守られた都だという意味。
鴨川や嵐山、八坂神社と有名な観光地もたくさん出てきます。
「京都が好きやから京都を出て行きたい」と叫ぶ
凛ちゃん。
がんばれ、がんばれ、若いあなたはきっとがんばれる。
エールを送るよ(^^)/