もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

めったに読まなかった新書

朝起きてびっくりの暖かさ。立春にしてもちょっとあたたか過ぎです。

さすがに寒さはこれっきりということはないでしょうが、

近づきつつある春の兆しにやはり心が弾みます(#^.^#)

 

小説の合間にエッセイや雑学本なんかを読んだりしますが、

新書というジャンルは今までほとんど読んだことがありませんでした。

今年になってから図書館や古本屋で興味を持った新書を借りたり買ったりして

読んでいます。

下は ↓ 図書館で借りて読んでいます。

日本人のための世界史入門 (新潮新書)

高校時代、地理・日本史・世界史からひとつ選択と言われて世界史を

選び、面白くて大好きだったのに、成績では苦労し大変でした。

大人になって成績とは関係ないところで世界史を学びたいと思って

いたのでした。

で、大人になったみればそんなことはさっさと忘れてしまい、

今まで学び直しにしろ、掘り下げにしろ、今まで世界史を勉強したことは

ありませんでした。

まずは思い出すことから始めてみようという感じです。

 

著者はちょっとガラの悪い先生(?)。私よりひとつ年上なので

ほぼ同様の高校教育を受けています。

ときどき脱線しながらの授業のような語り口は、そうしんどくなく

読み進められました。

手に入れやすい歴史の本の紹介も充実しています。

 

最後に著者のあとがきの最後の部分を引用します。 

ともあれ、歴史の知識は、だいたいでいいのである。その「だいたい」がないから困るともいえるので、歴史学者は細かすぎ、教わる学生には「だいたい」すらない、というのが現状である。知識人や学者が専門的な議論をする時は、「だいたい」では困る。

しかし、一般読書人の歴史の知識はだいたいでいいのである。

          (小谷野敦 著『日本人のための世界史入門』

                 あとがき だいたいでええんや より)