もりっちゃんのゆるブログ

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北村薫 円紫さんシリーズ

太宰治の辞書 (創元推理文庫)

 

大量の文庫本を処分してからほとんど本を買わなくなり、本屋さんに行っても

できるだけ文庫本コーナーはぶらぶらしないようにしていました。

久しぶりに文庫の新刊コーナーを覗くと、

ひゃ~、懐かしい! 円紫さんシリーズの新刊が出ていました!

いささかコーフン気味にレジに並んで購入しました。

家に帰って円紫さんシリーズを並べて見ると・・・

 

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う~ん、満足(*^-^*)

 

北村薫氏が「空飛ぶ馬」でデビューしたときは覆面作家でした。

2作目の「夜の蝉」で日本推理作家協会賞を受賞し正体が判明。

2009年には別シリーズ(こちらもおすすめ)「鷺と雪」で直木賞

受賞しました。

円紫さんシリーズの「円紫さん」は、主人公「私」が遭遇する事件

(といってもおどろどろしいものではなく日常の謎)を解明する

探偵役の噺家さん春桜亭円紫さん。

「空飛ぶ馬」で円紫さんと出会った「私」は女子大生。その後5作目の

「朝霧」では出版社に就職し編集者となっていました。

それから17年経ち、「太宰治の辞書」では「私」は結婚し・・・

おっとこのへんでおいておきましょう。

 

殺人が起こる典型的なミステリーも好きなのですが、

人の死なない(まあちょっとはあるのですが)他愛ない謎を追っていく

過程で、ほっこりしたり悲しくなったり、そういうのも好きなんですよね。

 

せっかくなので「空飛ぶ馬」から順番に読み返してみることにします。