長らく更新をごぶさたしていました。
秋のお彼岸を迎え、ようやく落ち着いてブログが書ける季節になりました。
本当に暑く台風も来てしんどい夏でしたが、何とか無事に過ごしています。
ほとんど出かけなかったのに手芸も読書も進まず、いったい何をしていたのかと
振り返れば思いますね・・・
それでも少しながら変化もあるので、ぼちぼち書いていきたいと思います。
今日は大阪高島屋へ「生誕90年 加山又造展~生命の煌めき」を見に行きました。
たまたまネット検索で見つけた展覧会で、会期が明日までということなので
思い切って出かけました。
加山又造(かやま またぞう)という画家はまったく知らず、パンフレットにある
シャム猫の絵に惹かれただけでぼや~っと出かけたため、
日曜日の大阪難波の人波にのまれ高島屋まで迷うという失態をおかしました・・・
いや~でもすごいです、インバウンドのみなさん。
画風や描く対象が時代や年齢につれ変わっていくのです。
京都西陣の和装図案業の家に生まれた加山氏は、伝統絵画に西洋絵画の技法を重ね、
様々な挑戦をしていきます。
お土産の絵葉書で紹介します。
「紅鶴」
フラミンゴの胴体は6羽ですが頭は7羽。動きを感じる不思議な絵です。
動物園でスケッチをしていたという加山氏はたくさんの動物の絵を描いていました。
「静物」
みずみずしいイチゴがガラスのボウルに入っています。
青い背景がイチゴの赤を引き立てていますね。
「倣北宋水墨山水雪景」
これはタイトルにもあるように水墨画に影響を受けた作品。
「淡月」
「夜桜」
2作とも夜桜の怖いほどの美しさが描かれています。
絵画の他にも陶器や着物の絵付けにも取り組み、その作品も紹介されていました。
最後にシャム猫の絵を再び。
「猫」
この猫ちゃんの眼力がすごい!
写真では小さくてわからないけど、カマキリの眼力もまたすごいのです!
両者にらみ合いであります。
猫の爪は思いっきり出ているし、しっぽは上を向いてる。
カマキリは鎌をもたげてお互い戦闘態勢。
加山氏の家には数匹の猫がいて、前半はシャム、後半はヒマラヤンの猫を好んで
描いていたようです。
10代の頃実家で2匹のシャム猫を飼っていた私としては、たまらない絵であります
(*^-^*)
初めての画家さんでしたが、作品が多岐にわたり、とても楽しめました。
秋はイベントの多い季節。しっかり吟味して出かけないと。
ではまた明日からガンバルンバ!