もりっちゃんのゆるブログ

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「暗黒館の殺人」全4巻 その1

今日はジムのワークアウト(運動)納め。

ジムは年内明日の午前中までやっていますが、私は今日で

お休みに入ります。

明日からはいよいよ忙しくなる・・・

でも私のやる大掃除は、今日キッチンをやって、今年は早くも

終了!

明日からは買い物とおせち作りに集中します(^^)/

 

12月に入ってから、綾辻行人氏の「暗黒館の殺人」を

ずっと読んできました。

暗黒館の殺人(一) (講談社文庫)

全4巻のとても長いお話ですが、おもしろくて一気に読んで

しまいました。

説明がちょっと長くなりますがすみません<(_ _)>

 

綾辻行人氏は1987年「十角館の殺人」でデビューされました。

私はこれをほとんどリアルタイムで読んだと思います。

今から31年前の20代のときです。

それから順次刊行された「館シリーズ」を1冊ずつ買いそろえて

大事に読んできました。

十角館の殺人

水車館の殺人

迷路館の殺人

人形館の殺人

時計館の殺人

黒猫館の殺人

と、進んできて、「黒猫館」の1996年(文庫発刊)からしばらく

館シリーズ」はお休みに(笑)なってしまいました。

そしてやっと再開された「館シリーズ」が大長編の「暗黒館」

だったのです。

この文庫、出たのが2007年。私はぶっとい文庫4冊を新刊で買うのは

痛かったのでBOOK OFFに出るのを待ち、購入できたのは2010年を

越えていたと思います。

それを長い間押し入れで温め(笑)、やっとこの度読むことができました。

 

この一連の「館シリーズ」には、巻頭に館の平面図が載っています。

(巻頭ではなく途中にはさまれているのもあり)

不動産屋の広告に載っている間取り図、あのお屋敷バージョンです。

この家の間取り図、私は子どもの頃から大好きでした。

新聞に挟まっている広告を集めることに始まり、

そのうち自分でも間取り図を描くようになり、

小学校高学年には「館ミステリ」が大好きになりました。

古今東西の館ミステリ、館ではなくても密室物で部分的に

間取り図がある作品もそれだけで好きになれました。

 

あれから30年以上経って、情けないほど何も変わっていない私に

呆れながらも、変わらず好きなものを楽しめることに感謝しています。

 

「暗黒館」、一連の館の名前の中でも不気味な予感がぷんぷんします。

比喩というより見かけからそう呼ばれています。

真っ黒な館なのです。塀も家の壁も。

中に入ると、家の中も床や天井が真っ黒で、照明も薄暗く、

正真正銘の暗黒の館であります。

 

この「暗黒館の殺人」は全4巻できちんと完結したお話では

ありますが、できればこれまでの「館シリーズ」読後に

読んだ方がより楽しめると思います。

それまでの謎が一気に明らかになるからです。

「それは無理だ」というかたは、デビュー作の「十角館の殺人

だけでも読んでもらえればなと思います。

 

説明だけで終わってしまいました。

肝心の感想は次に回します。