もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「一汁一菜でよいという提案」

うわ〜〜 風が冷たい〜〜
今のところ雪は降っていませんが、夜は降るかも・・・

今日は「京都冬の旅」シリーズをお休みして、本の紹介をします。

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

理研究家の土井善晴さんの本です。
でも料理本というよりは、食べることとくらしをみつめた、一種の哲学書かなと思いました。

子どもが家を離れて、自分たち夫婦もだんだん年をとり、
毎日毎食の料理に対して、やる気がおきないことが多くなりました。
そして料理をしなくても、何かを食べることに関してそう不便を感じない世の中にも
なりました。
それでいいのかと疑問を持ちながら、食べることに心血をそそぐことはしんどく感じることもある。
ここ5年くらいずっともやもやしていました。

この本を読んで、少し光が見えてきたような気がします。

表紙はとてもシンプルですが、白い地はご飯、茶色の帯はみそ汁、青い文字は菜っ葉を表しています。 つまり一汁一菜です。

みそ汁もきちんとだしをとって・・・なんてことをしなくてもいいとあります。
でも具はたくさん用意します。(一人分でお碗一杯)
それをお碗一杯の水でお鍋で煮込みお味噌を入れればいい。
一菜はお漬物。お漬物がなければ佃煮でもいいそう。

もちろんきちんと他のおかずを作れる場合はそれでOK。
(でも、あとサンマ一尾や卵焼きで充分みたい)

せめて家にいるときは、一人でも一汁一菜を心がけたいと思いました。


  (無料イラストより)