もりっちゃんのゆるブログ

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「広重ビビッド」へ

台風が来る前にと思って、昨日大阪高島屋へ「原安三郎コレクション 広重ビビッド」を
見に行ってきました。


広重は歌川広重で、「東海道五拾三次」がとても有名ですが、
今回は「六十余州名所図会」と「名所江戸百景」が中心の展示でした。
「六十余州名所図会」は、畿内5国、東海道16国、東山道8国、北陸道7国、山陰道8国、山陽道8国、
南海道6国、西海道11国の69国の名所を描いたもの。

写真はチラシの表だが、「六十余州名所図会」の「阿波 鳴門の風波」。
荒々しい波と大きい渦に吸い込まれそうな迫力がある。
遠くに見えるのは淡路島。

展示では、作品の横に、描かれたであろう場所の現在の写真を並べて、比較できるようになっていました。
広重の絵は、観光案内や名所紹介の意図もあったので、実際には見えない山や岩などの風景も
わざと入れて描かれていたりします。
大きさや高さ、長さが誇張されているものもありました。
それもおもしろかったです。

「広重ビビッド」、10月17日までですが、前期・後期で作品が入れ替わります。前期は7日までなので、
慌てて行ってきたわけです。
今回は図録を買って帰っただけでしたが、後期では絵はがきなどお土産もゲットしてきます。


実は、今回一番心に残ったのは、これらの作品をコレクションされた原安三郎(はら やすさぶろう)さんについてでした。
このことは明日書くことにします。