もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

2月になった

2月になりました。
寒いよ〜寒いよ〜ブルブル。

昨日は、鱈のちり鍋。おとといはポトフ。と、鍋料理やスープ続きの
献立になってしまいます。
今日は、菜の花が出ていたのでおひたしに、あとは魚のフライとポテサラ、
とうふの味噌汁です。

御手洗潔と進々堂珈琲 (新潮文庫nex)

去年から始まった新潮社の新レーベル「新潮文庫nex」。
若者向けのイラスト表紙で、たぶん買うことはないだろうと思っていたのに、
これと、

ロシア幽霊軍艦事件: 名探偵 御手洗潔 (新潮文庫nex)

これを買ってしまいました。

読んでみて、若者向けの表紙だけでない特徴があった。
普通の新潮文庫より文字が小さい (驚!)
若者は目が疲れにくいのね・・・(泣)

島田荘司はかなり読んでいるのだけど、
進々堂〜」はずいぶん雰囲気が違う。
ミタライさんが大学生のときのお話。
進々堂は、京大前にある有名な喫茶店。私も何度か入ったことがある。
テーブルと椅子が重厚な木製で、当たり前だけど学生ばっかり。
京大に合格して京都に住みたいという、語り手の予備校生サトルの気持ちは
ちょっとわかる。
京都は観光の街で学生の街なのだ。

さて、ミタライさんがドラマになるそうだ。
玉木宏堂本光一と本の帯にあるのだけど、
え、ミタライさんと石岡くんってこと?
う〜〜ん。
3月7日(土)21時フジテレビ系だそうです。


もうひとつ本の話題。
新潮文庫が刊行100年記念に、「日本文学100年の名作」として
1914年〜2014年までの100年を10年ずつ区切って、全10巻を発刊している。
該当する10年間に書かれた中短編小説を選んで載せてある。
今月で第6巻。第6巻「ベトナム姐ちゃん」は1964年〜73年で
やっとほとんど知った作家になってきた。
しょっぱなは川端康成の「片腕」。
この話は大好き。
冒頭を少し引用する。

「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」と娘は言った。そして右腕を肩からはずすと、それを左手に持って私の膝においた。
「ありがとう。」と私は膝を見た。

きゃ〜、しびれます。ドキドキ。
康成の美しい文章と怪しい雰囲気が独特の世界を作っている。
この記事を書くために、今までの6巻を出してみて、
第5巻「百万円煎餅」が2冊あることにびっくり!
またやってしまった・・・