もりっちゃんのゆるブログ

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代ゼミショックと海外ミステリ

代ゼミ(代々木ゼミナール)の校舎閉鎖と全国模試中止のニュースに
驚いている。

私自身は予備校の経験がない。
高3のとき夏期講習を申し込んだが、胃腸風邪で結局長期欠席して
「お金をどぶに捨てた」と親に文句を言われた。
でも、代ゼミの模試は何回か受けた。

弟は浪人して駿台に1年通った。
その頃は(今もあるのかもしれないが)入学試験もあったし、
不合格と同時に(もしくは前に)申し込み(お金)が必要で、
かなりスリリングだった。

予備校にも色があり、3大手の駿台河合塾代ゼミは全国模試も
行っていて、合格率の判定がかなり違ったりして悩ましかった。
その1つの代ゼミが27校から7校になるとは、本当に驚きだ。
大学の経営が難しくなってきたというのは聞いていたが、
予備校も厳しくなってきたのだろう。

さて、代ゼミとは全く関係がないが、お盆くらいから海外ミステリを読んでいる。

シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)

シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)

私は基本、ミステリに限らず海外ものはほとんど読まない。
理由は2つあって、まず翻訳文が苦手なこと。読んでいてすーっと理解できない。
何度も読み返す。だからなかなか本の世界に入れない。
もう1つは、小説では登場人物の名前が覚えられないこと。
これはよく書くので、このブログでも書いたかもしれない。
こんなことでは、せっかくの名作にも触れられないままなので
何とかしなくてはと思っているのだが。

今まで最後まで読めたのは「赤毛のアン」シリーズほか数作品。
アンの良さは、ここには書ききれないのでまた今度。

元に戻って、この「シンデレラの罠」の登場人物がすごい。

ミ … 20歳の娘、主人公
ド … ミの幼なじみ
ラ … 同上

1文字の登場人物、もちろん皆本名(ミはミシェル・イゾラ)があるのだけど、
作中では、

三人のうちでミがいちばんかわいく、ドがいちばん賢く、ラはまもなく
死んでしまった。

なんて書いてある。
1文字はさすがに覚えられる。

わたし、ミは火事で大火傷を負い、顔を焼かれ皮膚移植をし
一命をとりとめたが、一緒にいたドは焼死。
火事の真相を知るのはわたしだけだというのに記憶を
失ってしまった。わたしは本当に皆の言うように大金持ちの伯母から
遺産を相続するというミなのか?死んだ娘がミで、わたしはドなのでは
ないのか?わたしは探偵で犯人で被害者で証人なのだ。

つっこみどころがいっぱいだが、とりあえず読み始めた。
期待を裏切らないでほしいな。