もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

天使のナイフ

秋の夜長は読書とブログ
10月になってもまだまだ暑いが、それでも夜はかなり涼しくなった。
こうなると読書や書き物をはかどるのでうれしい。

天使のナイフ (講談社文庫)

天使のナイフ (講談社文庫)

講談社文庫のミステリーフェアから選んだ1冊。

コーヒーショップの店長、桧山は妻を3人の少年に殺されるという
過去を持つ。
4年後、少年法によって刑事罰に問われることのなかった少年たちが
次々殺されてしまう。
桧山は一番に疑われるが・・・

重い話だ。フィクションではあるが、現実にも起こりそうに思われる。
大切な人を殺された遺族は、犯人を憎み続けるしかないのか。

それでも少し救いはある。
母を亡くした愛美ちゃんが憎しみの心に苦しまないように
桧山が父として「罪と罰」について共に考えてくれるだろうから。

薬丸岳の「刑事のまなざし」は今ドラマにもなっている。
これも読みたい。