もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

母の俳句

昼から実家の母に電話した。

昨日、桜井の安倍文殊院に出かけたと言う。
安倍文殊院文殊菩薩は獅子に乗っている珍しいスタイル。
文殊さまを拝観して、広い庭の桜を鑑賞して、
俳句のネタにするそうだ。

母は昔からいろんなことを何でも器用にするのだが、
俳句は5〜6年になるだろうか。もっとかな。
カルチャースクールから始めて、終了後は俳句の
サークルに入って、吟行に出かけたりしていた。

1ヶ月に1回、句会(サークルの集まり)があり、
参加者は自作の句を持ち寄る。
名前を伏せて、参加者全員の句を回し読み、
自分がいいなと思う句を選ぶ。
講師の先生も同じように、
俳句だけでいいなと思うものを選ぶ。
その句を全員分集め、先生が講評するという
仕組み。

句会に出す俳句を毎月作るのが大変なようで、
ネタ探しに「どこどこに行きたいから案内
してほしい」と頼まれることが増えた。
甲子園浜の野鳥を見に行ったり、
去年は箕面の滝を見に行ったし、美術館に
行ったりもした。

出かけたあとは、そのネタを無駄にせず
ちゃんと句にして句会に持っていってるようだ。
私は筋肉痛の足腰を揉みながら、
ああやれやれと思っていた。

前置きが長くなってしまったが、今回母は
私の持っていったビオラの苗をネタに句を作ったと言う。

「パンジー苗 種から育て 持ち来しと」

先生が選んでくれてん!とごきげんだ。

よかった、よかった。持っていった甲斐があった。
肝心のビオラも元気に咲いていると聞き、
また、ああやれやれと思っている。

そうそう、安倍文殊院では色とりどりの
パンジーを植えて、干支の絵馬を作っている。
今年は巳年。とても大きいので丘に登って眺める
そうだ。
同じ土地に、秋はコスモスで迷路を作る
とのこと。
そういえばテレビで見たことあるかも。